メモ的ななにか。

プログラミング関係の備忘録的な何か。

Raspberry Pi にOS(Raspbian)をインストールする


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*用意したもの

 

Raspberry Pi Model B+

 

プラケース

 

MicroSDHC(16GB)

 

SDカードアダプタ(カードリーダでもOK)

 

MicroUSB接続のACアダプタ(5V 1A程度のもの)

 

HDMIケーブル(2m)

 

LANケーブル(15m:TVとルータが別の部屋にあるので・・・)

 

マウス

 

キーボード

 

 

目次

1.OSダウンロード

2.MicroSDにOS書き込み

2.1 Win32DiskImagerのダウンロード

2.2 Win32DiskImagerのインストール

2.3 OSの書き込み

3.Raspbianインストール

3.1 周辺機器の接続

3.2 初期設定

3.3 環境設定

3.4 時刻設定

3.5 キーボードレイアウト設定

3.6 Raspbianのアップデート

3.7 デスクトップ画面表示

 

1.OSダウンロード

Raspberry Pi 用にカスタマイズされたOSは幾つか公開されています。

 

Debian系:Raspbian - PC、サーバなどの用途向け

 

Fedora系:Pidora - PC、サーバなどの用途向け

 

Xmbc系:OpenElec、RaspBmc - メディアサーバ向け

 

今回は自分が使い慣れているDebianLinuxのRaspbianをインストールすることにします。

 

 

 

Raspberry Pi公式ページからRaspbianをダウンロードします。

 

ページをスクロールしていくとRaspbianのダウンロードリンクがあるので、「Download ZIP」をクリックします。

 

 

f:id:miz7maki:20150225020807p:plain

  

ダウンロードが完了したら、zipファイルを適当な場所に解凍します。

 

zipファイルの解凍にはWindows標準の解凍ツールLhaplusなどを使うといいでしょう。

 

解凍したフォルダ内の.imgファイルがOSのイメージファイルです。

 

 

2.MicroSDにOS書き込み

2.1 Win32DiskImagerのダウンロード

MicroSDにイメージファイルを書き込むためのソフトウェア「Win32DiskImager」をダウンロードします。

 

最新版のインストーラ(.exe)をダウンロードしましょう。

 

f:id:miz7maki:20150225020915j:plain

 

2.2 Win32DiskImagerのインストール

ダウンロードしたexeファイルを実行します。

 

セットアップウィザードが表示されるので[Next]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225020954j:plain

 

[I accept the agreement]にチェックを入れ、[Next]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021011j:plain

 

プログラムをインストールする場所を指定します。基本はデフォルトのままで[Next]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021022j:plain

 

スタートメニューに表示するプログラム名を指定できますが、デフォルトのままで[Next]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021041j:plain

 

デスクトップ上にショートカットアイコンを作る場合はチェックを入れたまま[Next]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021053j:plain

 

内容を確認して[Install]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021103j:plain

 

インストールが完了したら[Launch Win32DiskImager]にチェックが入った状態で[Finish]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021113j:plain

 

これでイメージファイル書き込みソフトウェア「Win32DiskImager」のインストールは完了です。

 

 

2.3 OSの書き込み

Win32DiskImagerが起動したら、[Image File]で先ほど解凍したimgファイルを指定します。

 

f:id:miz7maki:20150225021127j:plain

 

次に書き込み先のMicroSDカードのドライブを選択します。

 

マイコンピュータからMicroSDカードのドライブレター([A:\]~[Z:\])を確認し、Win32DiskImagerの[Device]で同じものを指定します。

 

[Write]をクリックします。

 

 

 

以下のメッセージが表示されるので[Yes]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021136j:plain

 

あとは書き込みが終わるのを待つだけです。

 

f:id:miz7maki:20150225021144j:plain

 

 

 

書き込みが終わると以下のメッセージが表示されるので、[OK]をクリックします。

 

f:id:miz7maki:20150225021155j:plain

 

あとは[安全なデバイスの取り外し]か[取り出し]でMicroSDを取り出します。

 

取り出したMicroSDカードはRaspberry Piの基板裏側にあるスロットに差し込んで完了です。

 

 

 

個人的に思った以上に簡単でした。

 

あとは「イメージファイルの書き込みといえばImgBurnだろう!」と思って試してみたところ、SDカードは読み書きに対応してなかった。残念orz

 

 

3. Raspbianインストール

3.1 周辺機器の接続

HDMI出力可能なディスプレイもしくはTVとRaspberry PiをHDMIケーブルで接続します。

 

同じくルータとRaspberry PiをLANケーブルで接続します。

 

あとはマウス、キーボードを接続し、MicroUSBの口にACアダプタのコネクタをつなげて、コンセントに挿します。

 

f:id:miz7maki:20141024222856j:plain

 

 

 

TVやディスプレイの入力切替で出力をHDMIに変更しましょう。

 

しばらくすると黒背景になにやら文字がざざーっと上から下へ流れますが、Raspbianの起動処理なので慌てずに待ちましょう。

 

f:id:miz7maki:20141024220400j:plain

 

 

 

それが終わるとraspi-config画面が表示されます。

 

 

3.2 初期設定

raspi-configはRaspbianを使うときの基本設定を行うものです。

 

 

 

まずはMicroSDのパーティション領域を拡張します。

 

イメージファイルを書き込んだ状態のままだとOS分のデータ領域しか確保してくれないので、MicroSDの領域全体を使えるようにします。

 

(全体といっても使えるのは98%くらいの領域ですが)

 

 

 

キーボードで一番上の[1.Expand Filesystem]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141024231305j:plain

 

 

 

すると、「再起動後から適用されるよ!」というメッセージが出るので[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141024231603j:plain

 

 

3.3 環境設定

次に日本で使うための設定をします。

 

[4.Internationalisation Options]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

[I1 Change Local]の選択し、[Enter]キーを押します。

 

 

 

[ja_JP.EUC-JP EUC-JP]、[ja_JP.UTF-8 UTF-8]のところで[Space]キーを押し、「*」マークが付いたら[Tab]キーで[OK]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141024231352j:plain

 

CUIでのデフォルト言語の選択画面になるので、[en_GB.UTF-8]を選択した状態で[Enter]キーを押します。

 

設定が適用されるのでraspi-configのTop画面に戻るまでしばし待ちましょう。

 

 

3.4 時刻設定

次に時計の設定をします。

 

[4.Internationalisation Options]の[I2 Change Timezone]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

順に[Asia]、[Tokyo]を選んでそれぞれ[Enter]キーを押します。

 

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3.5 キーボードレイアウト設定

そして、お次はキーボード設定を行います。

 

[4.Internationalisation Options]の[I3 Change Keyboard Layout]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

[Generic 105-key (Intel) PC]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141026182439j:plain

 

[Other]で[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141026182451j:plain

 

[Japanese]で[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141026182506j:plain

 

もう一度[Japanese]で[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141026182523j:plain

 

[Default for the Keyboard Layout]を選択し、[Enter]キーを押します。

 

f:id:miz7maki:20141026182536j:plain

 

[Default for the Keyboard Layout]を選択し、[Enter]![/caption]これで日本語環境が整いました。

 

 

3.6 Raspbianのアップデート

Raspbianのアップデートがあるか確認します。

 

[8. Advanced Options]の[A9 Update]を選択します。

 

(おそらくapt-get updateあたりをやってるんじゃないかと思われますが、ここで先にやっておきましょう!)

 

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アップデート中につき、しばし待たれよ![/caption]

 

 

 

しばらくしてTop画面に戻ったら[Tab]キーで操作し、[Finish]を押して完了です!

 

 

3.7 デスクトップ画面表示

最後にデスクトップ画面が表示させます。

 

コンソール画面が表示されたら以下のように「startx」と入力して[Enter]押します。

$ startx

 

 

f:id:miz7maki:20141024231750j:plain

 

 

 

これでPCとして使うための設定まではできました。

 

ちなみにこのOSにはNet SurfというWebブラウザが搭載されているのでネットを見ることもできます。

 

Minecraftなんかも入ってたりします。

 

 

 

他にもアプリが結構入っているので色々遊んでみようと思います。

 

 

 

次はサーバとして必須のIPアドレス固定のお話です。

 

 

 

それでは!ヾ( ´ー`)ノ