Raspberry PiのIPアドレスを固定する方法
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ルータにはDHCPという自動でIPアドレスを振り当ててくれる機能が付いてるけれども、
ファイルサーバなど他のPCからアクセスされるようなときにはサーバ自体が毎回IPアドレスが変わってしまっては利便性に欠けてしまう。
そんなわけで今回はIPアドレスを固定するお話。
まずはRaspberry Piを起動しよう!
ログイン認証でユーザ名とパスワードを聞かれるので、
ユーザ名:pi
パスワード:raspberry
とそれぞれ入力しよう。
raspberrypi login:pi
password: raspberry
ログインできたら最初に行うのがテキストエディタのインストール。
最近だと"nano"っていうエディタが主流になってきているらしいけれども、自分は使い慣れているの"vim"をインストールしようかな。
sudo apt-get install vim
UbuntuなどDebian系を使ったことのある人ならお馴染みのapt-getコマンド。
コマンド1つでソフトのインストールができるって楽だよね!
"/etc/network/interfaces"を編集してIPアドレスの指定。
sudo vim /etc/network/interfaces
vimでinterfacesを開いたらDHCPの部分をコメントアウトし、固定IPアドレス、ネットマスク、デフォルトゲートウェイの指定をする。
[i]キーを押して編集モードにしてから修正しよう。
*設定の例
・ ・ ・ #iface eth0 inet dhcp ← コメントアウトは先頭に# iface eth0 inet static #追加1 IPアドレス固定設定 address 192.168.11.200 #追加2 IPアドレス指定 -> 192.168.11.2 ~ 192.168.11.254 の範囲で他のPCやネットワーク機器が使用していないところを指定する netmask 255.255.255.0 #追加3 ネットワークマスク指定 gateway 192.168.11.1 #追加4 デフォルトゲートウェイ指定 -> 通常はルータのIPアドレス ・ ・ ・
ちなみに192.168.○.1はデフォルトゲートウェイ、192.168.○.255はブロードキャストアドレスとして使われているため、
実際に使用できるのは192.168.○.2~192.168.○.254までの253アドレス。
192.168.○.0はネットワークアドレス、セグメントを表すときに使います。
詳しいことはまた今度書いてみようかなと。
修正が終わったら[ESC]キーで編集モード解除して「:wq」と入力。(w = write , q = quitの意味)
これで上書き修正完了!
次は"/etc/resolv.conf"を修正してDNSサーバ(ルータ)を指定。
sudo vim /etc/resolv.conf
ローカルネットワークに接続している場合は自動的にルータのIPアドレスが設定されているかもしれない。
その場合は修正は不要。
IPアドレスが8.8.8.8とかになっているときはルータのIPアドレスに修正しよう。
*設定の例
nameserver 192.168.11.1
あとはネットワークインターフェイスの更新。
sudo /etc/init.d/networking reload
これが終わったら、実際にIPアドレスが変更されているか確認。
ifconfig
で、ネットワークアダプタの状態を確認するか
ping (指定したIPアドレス)
で応答が返ってくればOK!
これでいつでも同じIPアドレスのままになる!
そういえば前回、HDMI接続のディスプレイで初期設定をしたけれども、そもそもHDMIのディスプレイなんて持ってないぞ!?って人のために裏技をやってみたので次回紹介してみようかと思います!
それではそれでは!ヾ( ´ー`)ノ